聴く人

その方は、自宅ガレージの椅子に座り、
道行く人の声を、聴いていました。

いつも穏やかに微笑んでいて、
相手の話しを 遮ることなく、最後まで 聴いていました。
まさに『聴く人』でした。

その方の、四十九日が過ぎました。

今でも、無意識に「こんにちは」と 挨拶しそうになります。
皆に 慕われたまま、笑顔だけ残して、逝ってしまうなんて。
心に残る、あっぱれな方でした。

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